iBooKのハードディスクを交換(5)
ハードディスク交換作業のその後。
iBooKのハードディスク交換、組み立ても無事に終える。
そのとき気が付いたが、iBookって結構シビアなつくりだと思う。
分解してわかったが本体には、トータルでファンが一個。
熱の分散(発散)は、内部でうまく溝や隙間をかろうじて作るような設計だ。
だから、組み立てでちょっとでもまちがえようものなら、熱が本体の中にたまりやすくなる構造なんだなぁ~、と交換してつくづく思った。
実際、組み立て直すと、ちょっと背面と側面のパーツに若干隙間があったりと、ちょっと大丈夫か? と不安になる部分が増えた。
さて、ハードディスクの入れ替えが完了したので、次はOSのインストールだ。
そもそも今回のハードディスク交換しようと思ったきっかけは、iBookにOS Xを入れたいということ。
つまり、これで10GBから30GBに交換して、余裕をもってOS Xをインストールできる環境になった、というわけだ。
今回は、OS 9のインストールディスクをCD-ROM起動させ、30GBのハードディスクをフォーマット。
ここで、10GBずつ3つに30GBを分割した。
人から、OS XとOS 9を別のハードディスクにいれたほうがいいというアドバイスももらったが、とりあえず
- システムディスク(10GB)
- ファイルディスク1(10GB)
- ファイルディスク2(10GB)
というふうに3つパーティションを分割し、先程までこのiBookのハードディスクだった外付ハードディスクから新しいiBookのハードディスクにデータをそっくりそのままコピーした。
これで、まったくもともとのOS 9環境になった。動作確認しても問題なく起動し、交換前と比べ、気持ち動きが早くなったような気がする。
それでそのとき、ちょっとカリカリと音がしていたが、外付けハードディスクの音だろうと思っていたが、いざ普通に使いはじめてみると「カリカリ」と音が内部からする。
なんの音だ? と思っているとどうやら、ファイルのコピーやら転送やらでハードディスクがそのたびに、カリカリと音をたてることがわかった。
ちなみに交換したハードディスクは流体軸受。
聞いた話に間違いなければ、音が静かな設計のハードディスクのはずだ。
ちょうど、最近iBookを購入した人がいてその人のiBookと同じファイルを読み書きするときの音を聞き比べてもやはり私のiBookのほうが音がうるさいということがわかった。
ちなみに、ちょっと音楽をかけて仕事をするときはまったく気にならないが、音も少ない環境で使おうとするとハードディスク音が「カリカリ」と響くようになった。
次に、しばらく使っていると、左手のパームレスト側が以前に比べて、すごく熱くなることに気がついた。これは、前のハードディスクの熱さの比にならないくらいすぐ熱くなる。
そもそも、机の上において仕事をしていると机とiBookの間の設置部分はすごく熱くなるのだが、その熱くなるまでの時間が今までよりかなり短い。
ハードディスクからの熱がすごいのか、あるいは、分解して組み立てたときにうまく放熱していた隙間がうまく放熱できなくなったのかも、とちょっとなやんでしまった。
このままでは、夏にむけて、冷却台を買う必要がでてきた‥‥‥。
ちなみに、トータル的にはハードディスクを交換して調子はよくなったのは確か。
交換してやはりよかったという結果だが、20GBでもよかったかも、と思った。
しかし、メモリも最大で、ハードディスクの空きが多いとかなり快適なのは確かなので、ちょっとうちのiBookは遅くてストレスがかかる~~ という人はぜひ、買い替え(もしくはハードディスクの交換)たほうがいいかもしれない。
【文章・ムラヒデ20030630】